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About Us 当科について

上部消化器のスペシャリストとして個々の患者さんの状況に応じた最適化及び個別化治療を提供いたします。

上部消化管のスペシャリストとして
個々の患者様の状況に応じた
最適化及び個別化治療を提供いたします。

慶應義塾大学医学部一般・消化器外科の上部消化管班では、食道、胃に対する外科治療を中心に行っています。
良性疾患から悪性疾患まで一般・消化器外科領域全ての疾患に対応しています。腹腔鏡や胸腔鏡を用いた低侵襲治療や、ダヴィンチによるロボット治療やセンチネルナビゲーションサージャリーなどの先進技術を用いた治療を積極的に取り入れています。私たちの最大の特徴は、個々の患者様の細かな状況に応じた治療の最適化、個別化です。上部消化管領域においても標準治療を画一的に施行するのではなく、「プラスα」を求めた最良の医療を提供いたします。

Professor Greeting 教授あいさつ

北川 雄光(きたがわ ゆうこう)
命を向き合い、外科医として生きる

YUKO
KITAGAWA

慶應義塾 常任理事
慶應義塾大学医学部 外科学 教授

北川 雄光(きたがわ ゆうこう)

従来、上部消化管グループは、食道班、胃班に分かれて発足しそれぞれレベルの高い診療・研究活動を展開し、国内外において様々な業績を挙げ多くの優秀な外科医を輩出して参りました。この2つのグループが2007年に統合され、上部消化管班となり現在に至っております。

食道と胃は互いに隣接する臓器であり、食道がん、胃がん、胃食道逆流症など多くの疾患の診断・治療において互いの相互作用への理解は不可欠です。また、近年は食生活の欧米化に伴い食道胃接合部癌も増えてきており、この分野を専門とする消化器外科医は頸部・胸部から腹部に至る幅広い外科的技術を体得し、いかなる拡がりを持った食道・胃疾患に対応する能力が求められます。われわれはこの観点から、最適な診療を実現すべく日夜努力を重ねております。
当班では、なるべく患者様に負担のかからないような内視鏡治療・胸腔鏡・腹腔鏡手術を積極的に行っており、より安全な治療を心がけております。また、近年では新たにロボット支援下手術が保険収載となりました。われわれも2018年からロボット支援下手術を導入しており、患者様のQOLを重視したより低侵襲な治療を目指しております。

また、新しい治療の開発には多くの施設が集まって臨床研究を行う必要がありますが、われわれは日本臨床腫瘍グループ(JCOG)に参加して、食道がんの最新の治療の開発に深く携わっており、私自身もJCOG食道がんグループ代表を務めております。さらに、食道癌診療ガイドライン委員長として、日本全体の食道がんの治療の発展に取り組んでおります。
そのほか、Circulating tumor DNAを用いた癌の検出や人工知能を用いた手術支援など、最先端の研究を行っているのもわれわれ上部消化管班の特長です。

上部消化管班の最大の特長は、個々の患者様の細かな状況に応じた治療の最適化、個別化です。これまでの伝統を継承しつつ、患者様に最良の医療を提供すべく新たな未来を追求してまいります。

Director Greeting 上部消化管班長あいさつ

北川 雄光(きたがわ ゆうこう)

HIROFUMI
KAWAKUBO


慶應義塾大学医学部 外科学 准教授

川久保 博文(かわくぼ ひろふみ)

慶應義塾大学医学部一般消化器外科准教授の川久保博文と申します。2017年4月より上部消化管グループの責任者をしております。われわれ上部消化管グループは食道、胃、十二指腸疾患に対する診療、研究を専門としております。
臨床面では、食道癌および胃癌に対する内視鏡治療、胸腔鏡・腹腔鏡手術などの低侵襲外科治療に加え、ロボット支援手術を積極的に施行しております。他にも早期胃癌に対するセンチネルナビゲーション手術の開発、早期胃癌や粘膜下腫瘍に対する腹腔鏡内視鏡合同手術や食道アカラシアにおけるPOEMの施行など、常に新しい医療の提供を目指しております。特に食道胃接合部癌領域は、食道外科と胃外科が統合されている当グループの強みが特に生かされる領域であり、患者様の術後のQuality of life を重視した治療の提供を心掛けております。

われわれは既存の治療の提供のみならず、診療ガイドラインの作成やJCOG(日本臨床腫瘍グループ)において新たな治療開発にも携わっております。手術のみならず化学療法、放射線療法を組み合わせた集学的治療が必要不可欠となっている上部消化管領域において、日本および世界の最先端の治療を日々追及しております。

上部消化管手術は、手術だけでなく術後管理においても高いレベルが要求されます。当グループでは、一体感をもった診療を心掛けており、初診時から退院時まで、チームワークをもって患者様の診療にあたっております。
慶應外科の長年の伝統を土台にして、患者様一人一人に対する最良の医療を提供いたします。

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